ボツリヌス治療の実際
ボツリヌス治療の実際
ボツリヌストキシンはボツリヌス菌が産生するタンパク質の一種で、筋弛緩作用があります。
ボツリヌス治療とは この薬液をこわばった筋肉に直接注射して緊張をやわらげることにより、反対の運動を行いやすくするものです (例:こわばっている「曲げる」筋に注射して、関節を「伸び」やすくする)。運動麻痺自体が改善する訳ではありません。通常上肢または下肢(またはその両方)の数〜十数ヶ所に各約1mlを細い注射針を用いて筋肉注射します。なおボツリヌス菌自体を注射する訳ではないので、菌に感染する危険はありません。
治療効果の持続期間には個人差がありますが、おおよそ 3-5ヶ月間ですので、効果がなくなれば注射を繰り返す必要があります (効果を考えて再注射を中止することは可能です)。一方で治療間隔は最短でも3ヶ月あける必要があります。薬剤費の自己負担はかなり高額になる場合がありますが、各種公的援助も利用可能です。こちらについてもお気軽にご相談ください。
ボツリヌス治療とは この薬液をこわばった筋肉に直接注射して緊張をやわらげることにより、反対の運動を行いやすくするものです (例:こわばっている「曲げる」筋に注射して、関節を「伸び」やすくする)。運動麻痺自体が改善する訳ではありません。通常上肢または下肢(またはその両方)の数〜十数ヶ所に各約1mlを細い注射針を用いて筋肉注射します。なおボツリヌス菌自体を注射する訳ではないので、菌に感染する危険はありません。
治療効果の持続期間には個人差がありますが、おおよそ 3-5ヶ月間ですので、効果がなくなれば注射を繰り返す必要があります (効果を考えて再注射を中止することは可能です)。一方で治療間隔は最短でも3ヶ月あける必要があります。薬剤費の自己負担はかなり高額になる場合がありますが、各種公的援助も利用可能です。こちらについてもお気軽にご相談ください。
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ボツリヌス療法の効果
当院リハビリ外来で左上肢の痙縮に対して治療した患者さんの場合です。
肘の伸展への効果
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前腕の回外への効果
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手指の伸展への効果
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